宮崎県産の木材をふんだんに使った建築物になっています。
現在の駅は、建築や都市の専門家・鉄道関係者・行政関係者・市民たちが協力し、10年以上にも及ぶ期間を経て完成した。
日向市駅は木の香りがする真新しい駅である。建物全体に杉の木が、ふんだんに使ってありガラスを通して入り込む日差しが表面に反射して穏やかな雰囲気を醸し出している。駅のひさしに取り付けられた幾何学模様の木組みは美しく、天井、壁面は木目を生かしたシンプルなデザインである。二階のプラットホームは、船を思わせるがっちりとした中にも曲線の美しいデザインになっている。宮崎の杉はしなやかで強靭なため、曲がりが容易に出来日向市駅のような美しいデザインが可能になっている。